世界農業遺産とは

世界農業遺産とは

  世界農業遺産(Globally Important Agricultural Heritage Systems(GIAHS):ジアス)は、20002年(平成14年)、食糧の安定確保を目指す国際組織「国際連合食糧農業機関(FAO:イタリア・ローマ)」によって開始されたプロジェクトです。

 世界農業遺産の目的は、近代化の中で失われつつあるその土地の環境を生かした伝統的な農業・農法、生物多様性が守られた土地利用、農村文化・農村景観などを「地域システム」として一体的に維持保全し、次世代へ継承していくことです。

 国際連合教育科学文化機関(UNESCO:ユネスコ)が推進する世界遺産が、歴史的建造物や自然などの「不動産」を登録し保護することを目的としているのに対し、世界農業遺産は伝統的な農業・農法などの「地域システム」を認定することで、保全につなげていくことを目的としています。

 認定地域は、2018年11月現在で21ヶ国54地域となっています。

 
 日本では2018年11月現在、下記の11地域が認定されています。
認定システム 認定地域 認定年月
 トキと共生する佐渡の里山 新潟県佐渡市2011年6月
 能登の里山里海 石川県能登地域2011年6月
 静岡の茶草場農法 静岡県掛川周辺地域2013年5月
 阿蘇の草原の維持と持続的農業 熊本県阿蘇地域2013年5月
 クヌギ林とため池がつなぐ国東半島・宇佐の農林水産循環 大分県国東半島宇佐地域2013年5月
 清流長良川の鮎-里川における人と鮎のつながり- 岐阜県長良川上中流域2015年12月
 みなべ・田辺の梅システム 和歌山県みなべ・田辺地域2015年12月
 高千穂郷・椎葉山の山間地農林業複合システム 宮崎県高千穂郷・椎葉山地域2015年12月
 持続可能な水田農業を支える「大崎耕土」の
 伝統的水管理システム
 宮城県大崎地域2017年11月
 静岡水わさびの伝統栽培
 -発祥の地が伝える人とわさびの歴史-
 静岡県わさび栽培地域2018年3月
 にし阿波の傾斜地農公システム 徳島県にし阿波地域2018年3月

 詳しくはこちらをご覧下さい

   世界農業遺産・日本農業遺産(農林水産省HP)



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